強気の値付けにしている理由

開業してから料金設定には頭を悩ませています。

ご提供する業務に見合う値段って何か。

生活をしていくためにはある程度収入も必要ですが、あまりに高いとお客様に来ていただけません。

お客様からしたら少しでも安く提供していただけたら、というのもよくわかります。

毎回試行錯誤を繰り返しながら値付けを考えています。

強気の値付け

正直、ほかの税理士社労士事務所と比べて料金を高めに設定しているかと思います。

開業当初はさらに高く設定していました。

しかし、今の値段にしてからは値下げはしていません。

本当ならご依頼を増やすには値下げに踏み切ったほうがいいかなと思ったりはするのですが、そこまで件数を増やしたいというわけではありません。

件数が多いとご依頼いただいている方に対応できる自信がないのです。

税務調査1件お申し込みいただいたとして、調査終了までには早くても3か月かかります。

確定申告書作成でも、障害年金でもそうです。

時間のかかる仕事を中心に対応させていただいているので、しっかりとお付き合いしたいという気持ちがあります。

スポット相談ですとそのとき限りというのはありますが、やっぱりご依頼いただいた以上はしっかり対応するのが当然たと思いますし。

人を増やせば件数もこなせますし値段も下げられるのでは?と思われがちですが、人を雇うつもりはまったくありません。

人間関係で悩んできた私が人を管理できるわけありません。

ひとりが好きですし、ひとりでやってみたいと思ってこの仕事を選んだというのはあります。

もちろんゆるーい関係でつながる同業者の方はたくさんいますしいつも大変お世話になっています。

でも人を雇ってするほどの仕事量をするつもりはありません。

なので、自分の目が行き届く件数ってたぶんそれほど多くないのかなと。

ある程度生活していける収入を得るためには業務1件あたりの単価を上げるというのは当然なのかなと思ったりしています。

【事務所お知らせ】  

値段でもめたくない

私の事務所ではホームページ上に料金表を公開させていただいております。

事前に料金を確認いただいてお申し込みいただけるようにしたのはお客様ともめたくないというのがあります。

例えば、料金表がなく業務完了後に請求書が送られてくる場合。

まず見積書を作るのがめんどくさいです。

了解したうえで業務完了後請求書を受け取りますが、もっと安くしてほしいなという要望があるとまた調整がめんどうだなと。

ひょっとしたらお支払いいただけないという場合もあることを考えると事前に料金をご確認いただいたうえでご納得された場合にお申し込みいただくべきかなと。

料金表を見ていただいて、高すぎると思われたら別の方にご依頼されてもいいと思っています。

比較していただけることだけでもうれしい限りです。

やっぱりお金の絡むことでのトラブルは避けたいものです。

なので、追加料金という制度はなく事前に着手金をいただいて残額を業務完了後にいただくというスタイルにしています。

追加料金をいただくのは正直したくないんですよね。

聞いてないよ!ってそこでまだトラブルになるのは嫌なので。

値下げする怖さ

もし値下げしたとしてもすぐにお客様が来るとは思えないのです。

値段を下げたことだけを目当てに来る方もおられたらちょっと私も困ってしまいます。

無理難題を言われたり、業務外の対応をさせられたりしたらたまったものじゃありません。

値下げをすることで本当にご提供したい業務の意味がなくなってしまいそうな気がするのです。

例えば税務調査。

3か月もかかる仕事なのに安い金額でお受けしたら、自分の中でこの値段なら適当にやってしまおうという「ダメな部分」が出てしまいそうな気がするのです。

そうなるとお客様にもご迷惑になってしまいますし、対調査官にもご迷惑です。

値下げをしたくないのは、自分が本当にやりたいと思える仕事ができなくなるからです。

今後も値上げすることはあっても値下げすることはないでしょう。

まとめ

たびたび料金表を見ながら値付けを悩んでいる自分がいます。

しかし最終的に自分が決めた値段でお客様から選んでいただけると信じて毎日業務を行っています。

では。

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