*以前書いた「源泉所得税の納付書」という記事に、以下を加筆しました。
- 納付書を訂正したり追加納付する場合
- (補足)非居住者の納付書
参考にしてみてください。
仕事をするときのスタンスとして、完璧主義は求めないようにしています。
お客様のことや周りの方が待っていることを踏まえるとあまり先延ばしにせずいったん外観だけは整えるようにしています。
ちょっと粗削りなところもありますが、いったん合格ラインに乗せるようにしています。
「いったん仕上げて後で微調整をする。」
このスタンスはこれからも続けていこうと思っています。
完璧主義でしんどくなった
税務職員として採用され税務署勤務をした当初は、一から何が何でもきちんと自分が納得するまで書類を整えてから上司に報告したりしていました。
しかし、ある時上司から報告が遅いと指摘されました。
新人職員なので自分の納得具合いも中途半端で、間違いも多かったので上司としてはいったん仮でもいいので早く見せてほしかったらしいのです。
かなりの時間をかけて作った資料であるにもかかわらず、上司の意向で書き換えられたりすることもありました。
調査資料でも完璧にしようとして期限ぎりぎりに上司に提出して怒られたことも。
そういう嫌な経験をしたからこそ、徐々に完璧主義は捨てるようになりました。
自分も息苦しくなりますし。
80点を取るために
調査部門にいたときは、調査で作成した書類を上司以外にも審理担当も審査したり決裁を受けるために相当な時間がかかります。
そのために例えば報告期限が1カ月後だったとしたら、まず上司には1週間後までにいったん報告するようにしていました。
3週間の余裕がありますが、後の方の処理を考えての行動です。
まずは大枠だけでも固めて資料作成し一度上司に確認してもらうのです。
しかし、ここでの大枠とは、ある程度自分で整理して「提出してもいいだろう」というラインに持っていくということです。
提出してOKが出ればもう手直しする必要がないレベルまで仕上げておくのです。
言い方が悪いですが、80点という合格ラインまではきっちりと準備しスケジューリングします。
その後は上司や他の方からの手直しが入るのが分かっているので、そこで調整する程度。
いきなり100点よりかは気が楽になります。
60点くらいの中途半端さだと、その程度の中途半端な資料しかできなくなりますし何もできていない=0点と同じかなと。
そう考えるようになってから、資料作成の準備に時間をかける一方で、作成自体は大幅に短縮することができるようになりました。
他の職員よりも手直ししてもらう回数も増えましたし、同じような書類作成をするときにOKをもらうことも増えて結果的に仕事がはかどることが増えました。
ブログでの応用
このブログも同じようなスタンスで書いています。
もちろん準備したり話題は収集する時間は確保しますが、世に出してもいいかなというレベルまでいったん書いてみています。
そして、公開する前に最終的な微調整をする程度。
リンクが添付されているか、文章の誤字脱字がないか、など。。
100点を取れるようなブログなんて正直どういうものなのかというのが分かりませんが、みなさんに読んでもらえるものであれば合格ラインの80点なのかなと思ったりしています。
もちろん100点でなければならない、間違った情報などはいけないのですけど。。
今後の仕事のスタンスも同じように
今後独立したときも、80点くらいをまずは目指すようにいったんは進めてみようかなと思うのです。
正直、私が今後やりたいと思っている税務調査対応や年金事務所・労基署調査対応は、100点の対応などできるはずがない。
具体的に、否認事項がない。是正項目がない。何も指摘を受けない。お客様とのやりとりが完璧など。。
対職員対お客様と100点の対応などしていたら、精神的に壊れてしまいます。
いったん提供する業務を見ていただき、その後微調整をしながら100点に近づけていくことはできるかなと。
そうすれば早期に資料準備や対応などができるようになりますし、ちょっと間違いがあったとしてもすぐに修正する余裕ができるのではないかと思うのです。
もちろん間違いがないに越したことはないですが、どうしても人間ですのでミスは出ます。
私もいくら気を付けてもミスがでますし、自分が完璧人間だと一度も思ったことはありません。
ただ、80点くらいの得点は、早く確実に取れるように準備は怠らずにやっていきたいですね。
まとめ
今回は、完璧主義は捨てて合格点までは早く確実に取るという自分のスタンスについて書いてみました。
正直難しいところではありますが、自分が納得している・世に出て恥ずかしくない・お客様が見ても変じゃないのであれば合格点かなと。
後は周りの意見を聞く・自分で経験してみることで微調整していけばいいかなと。
どれが正しいとかはないと思います。私はそういう経験があったからこうしただけです。
一度独立して経験したらそのスタンスが変わってくるかもしれませんね。
では。
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