よく売上はひとつではなく複数から得たほうが安心だと言われます。
例えば、税理士業の中で顧問業だけをやっていると、もしその顧問先から解約を申し出られた場合に、売上の大きな柱がぐらつくことになります。
私の場合はどうなのかなと考えてみたときに、知らないうちに売り上げの柱を複数作っていることに気が付きました。
税理士業 2つの柱
私の場合、税理士業務ですと2つの柱があります。
1つは税務調査です。
自分が税務職員として経験してきたことをお伝えできる得意としている分野です。
2つ目は、確定申告書作成。
これも税務署勤務をしていたころに申告書の確認審査をやっていましたので、どういうところがチェックされるのかを理解しているつもりです。
もちろんどちらかにウエイトが置かれる時期は当然ありますけど、優劣をつけるつもりはありません。
どちらも大事な仕事だと位置づけています。
【事務所お知らせ】社労士業 2つの柱
社労士業務でいいますと1つ目は、障害年金申請です。
うつ病・パニック障害を経験した私にとって、障害認定を受けることが安心した生活を送れる第一歩だと考えています。
2つ目は労基署調査・年金事務所調査です。
会社や事業主に対して調査が行われたときに一緒に対応するというもので、税務調査対応に似ているところはあります。
先ほどの税理士業務でも書きましたが、優劣をつけている仕事ではありません。
どちらも大事で私がずっと興味を持っている仕事です。
相談会や説明会への出席
私の事務所メニューにないものとして、税理士会や社労士会などが主催する相談会や説明会への出席があります。
開業して間もないのでこういうお仕事の依頼はありがたいことです。
事務所メニューでは自分が興味を持っているものや経験してきたことを中心にしているのですが、相談会や説明会は分野は問いません。
この相談会や説明会は別に範囲を絞らなくてもいいかなと思っていて、業務の幅を広げる意味や勉強ができるという意味合いもあります。
実際お仕事をいただくと謝金をいただけるのでありがたいことだなと。
家業経理
家業の建設会社で経理事務をやっています。
時期によってまちまちですけど毎週数時間は仕事をしています。
社会保険関係や給与計算もやっていますが、会社から給与として毎月ちょっとずついただけるようにしています。
どれかがダメになってもなんとかなる
例えば、税理士業務のうち税務調査だけしかやりません!となると、税務調査の依頼は来るかもしれませんがすぐにはなかなか気づいてもらえないでしょう。
ましてや税理士業をし始めてからまだ時間がたっていないとなるとますます依頼はされないでしょう。
なので、税理士業務でも複数業務、具体的には税理士業務のほか社労士業務も行うことで、売上の柱がなくなった時のリスクヘッジが有効かなと考えています。
相談会や説明会の謝金と、家業経理からもらえる給与だけということもありえます。
ただ、税理士・社労士業務の中で広げているわけではありません。
自分ができること・興味があるものに絞る。
それを各業務で数個見つけて業務メニューにしています。
そう考えると、どれかがダメになったとしてもなんとか生活できるのかなと思うのです。
売上を上げようとすると無理がでてきてしまいそうな気がします。
私自身うつ病・パニック障害を経験していますので稼ぐということに興味がありません。
無理のない生活ができればそれで充分。
そのためには1業務だけではなく複数の業務を組み合わせて対応できればいいのかなと感じます。
まとめ
人それぞれ考え方があっていいと思いますが、私は税理士業務の中で2つ・社労士業務の中で2つの柱を作りました。
相談会や説明会も1つの柱(事業の柱ではありませんが)。
さらに今やろうとしているKindle本の出版も1つの柱になる可能性があります。
別に一つにこだわる必要はないと思います。
好きなことを少しずつクリアしていきましょう。
では。