業務メニューに「国際源泉・暗号資産」を加えてみた

先月末に業務メニューを見直しました。

このブログでも書きましたが、レンタルサーバーをConohaに変更したのでついでに事務所HP兼ブログの改良を。

「さくら」から「Conoha」へサーバーを移行してみた

新たな試みとして、これまであまり触れてこなかった分野にチャレンジをしてみようと思ったのがきっかけでした。

ある税理士との会話から

先日京都でお会いした税理士との会話の中で、税務署での源泉所得税担当としてやっていた仕事について聞かれました。

私は都心税務署で審理担当をしていましたし、税務署でかかってくる電話相談の大半は非居住者に関する源泉所得税=「国際源泉」でした。

源泉所得税担当が長かったので対応できるようになりました。

そのことをお伝えすると、

その国際源泉を業務メニューにしてみてはどうですか?

と。

はっ!と気がついたのです。

これまでは正直スポット相談の一部としてお受けしようとは思っていました。

しかし、メニューに掲げていないので目立っていなかったなと思ったんですね。

あと、暗号資産(仮装通貨)は申告時にお困りの方が多いとのこと。

私も株やFX、配当、暗号資産などは正直抵抗があって避けていたのは否めませんでした。

しかし、今回の確定申告期で申告相談を受けつけることもありましたので避けて通れないなと。

【事務所お知らせ】  

「やる気になった」本との出会い

しかし、帰宅後は国際源泉と暗号資産はまだメニューに掲げるほどでもないなと思って保留にしていました。

税務調査や障害年金を専門に掲げていますので。

しかし、このコロナ禍の影響により状況が変化してきています。

税務調査も従来の対面で行う方向から文書を送付したり電話で回答を求める簡易な調査へと移行してきています。

これまでの仕事の受け方では収益は見込めないなと考えていました。

一方で、今回の確定申告時期を経験して、最新の税務や海外取引が絡むものに関して対応できない税理士も多くいることがわかりました。

特に私が住んでいる地域ですと、お客様は固定されていて電子申告すらまともに導入できていない状況です。

新たなお客様が来たらお断りして税務署で直接対応してもらったりしているようですし。

数日して、本屋で国際源泉と金融商品の本を購入しました。

この2冊を読んでみて、業務メニューにしてみようと自信がつきました。

 

この本は国際源泉について初心者向けに書かれている本のようですが、とても読みやすくて理解しやすいです。

「審理時代にあればよかったな」と思うくらいです。

詳しく書かれている本はほかにもありますが、たくさん説明されても正直分かりにくいだけです。

入門とはいえ租税条約の読み方もありますし、事例もよく出てくるものを使って手順を踏んで説明されているので税理士にもおススメです。

意外とこういう基礎的な内容ほど抜け落ちているなと感じました。

私も読んでいてこれで基本的な対応ができるかもという印象を持たせていただきました。

この本はTwitterでフォローいただいている税理士が書かれた本で、たまたま本屋で見つけました。

金融商品全般、特に株譲渡や配当・FX・暗号資産取引などを事例や明細書を使って説明がされています。

最初手に取った時の図解の分かりやすさと事例の豊富さに「これだ!」と飛びつきました。

本の表紙を見るとYouTubeに説明動画が挙がっていることが分かり合わせて受講してみるとさらにポイントがつかめました。

「確定申告時期前に気づいて買っておけばよかったな」と後悔するとともに、この本1冊あればなんとかなるだろうという安心感が得られました。

メニューとして挙げてからでも遅くない

事務所HPからの営業しか今のところやっていませんので、業務メニューをアップしない限り仕事につながりません。

実際お客様にご依頼いただくのはいつになるのかもわかりません。

なので、まずは業務メニューとしてアップをしてからどうするかを考えています。

今の私に特に足りないのは「理論より経験」です。

理論と実務は大きく異なるのはよくわかります。

どちらかが欠けてもいけませんが、実務での対応ってやはり経験ありきです。

国際源泉も正直身近なものかと言われたら今はそうではありません。

しかし、現在では非居住者となる日本人・居住者となる外国人も多くいます。

大都市に限らず地方でも人材交流は盛んにおこなわれるようになっています。

その点を考えると、まずは業務を知っていただくこととその情報をご提供することが大事じゃないかなと思っています。

なので経験したことや勉強したことをできる限り情報としてお伝えしていきたいですね。

まとめ

今回は新たに業務メニューとして追加した国際源泉と暗号資産について書いてみました。

業務にするかどうかの基準は、「自分もやってみたいか・経験したいか」です。

嫌々やるのはお客様に失礼ですから。

これからも業務メニューは考えていこうと思います。

では。

 

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