なぜ今日期限が多いのか分からない

本日7/11(月)は、なにかと提出期限・納付期限が多いですね。

いつもは7/10ですけど今年は土日休み明けの本日が期限になっています。

  • 源泉所得税(毎月納付分と納期特例分)
  • 労働保険料年度更新申告書と納付
  • 算定基礎届

今思いつくところではこんな感じですが、なんでこの7/10という中途半端な日が期限に選ばれて、しかもこれだけ重なってしまったのでしょうか。

税務署では7/10から新体制

税務署では7/10が人事異動日になっています。

午前中は辞令交付がありますので午後から新体制へと変わっていくことになります。

もちろんお客様にとって新体制だからといっても関係はなく期限は期限。

窓口は混雑していますし、当然源泉所得税担当も例外ではありません。

源泉所得税担当が長かった私にとって、「なんでこの日が期限になんだろう」といつも思っていました。

事務運営上仕方がないことなのか

なぜここまで7/10にこだわっているんでしょうね。

ここからは私見ですが、おそらく給与計算が影響していると思っています。

なぜかというと、支給日は事業所によりまちまちですが、1か月ごとに締日は必ずあるものです。

支給日が月1回ある事業所であれば、確定するのも月1回。

一番遅ければ月末に確定するでしょう。

それを踏まえると、確定日である月末を提出・納付期限にするなんて到底不可能です。

なので計算集計や準備に余裕をもたせた10日後、だと考えられるのかなと思います。

と言っても10日間で作業をするのも大変だとは思うんですけどね。

【事務所お知らせ】  

年度更新と算定基礎は別日でもいいと思う

ただ、年度更新や算定基礎届の提出を同じ日にする必要はないように思います。

ましてや源泉所得税の納付期限に合わすなんて正直邪道。

年度更新は昨年4月から今年3月までの労働保険料の確定と、今年4月から翌年3月までの概算保険料の計算をして、申告書を提出・保険料を納付する作業です。

今、7月ですよね。

今年3月の賃金額って翌月には数字は出そろっているはずなのです。

ただ、多くの会社が3月決算であることを考えると、例えば5月末までに提出・納付となると今度は法人税や消費税の申告納付期限と一緒になってしまいます。

なので、若干ずらし気味でいいのかなと思います。

個人的には7月末でいいような気がします。

また、算定基礎届に関しても4月から6月までの給与で標準報酬月額が決まりますが、この届出自体も別の日を決めたらいんじゃないかなと。

私が言いたいのは、内容が異なる書類の提出期限を一緒にしなくてもいいんじゃないかなということです。

特に算定基礎届の日程はかなり酷かなと。

4月から6月分を7/10までに提出しなさいは厳しいなと感じます。

健康保険などの改定は9月分(10月支払分)から。

例えば7月末を提出期限にした場合でも9月分からの改定に間に合わないんでしょうか??

紙提出がいまだ主流なのでOCRで読み取る作業や補正作業を踏まえると日程的に厳しいのかなと思ったり。

でも、お客様に酷な日程を要請しているのならこれくらいはできるような気がしてならないんです。

処理はたしかに全般的に遅いです。

でもこれがデータ主流になったときそんなに時間をかけなくてもいいと思うんですよね。

まとめ

7/10が来ると、忙しい1日だったなと振り返ると感じます。

異動先の税務署内のことも分からないまま席で電話対応をしていたこともありました。

もう異動先にいかないといけないのにお客様対応をさせられたこともあります。

給与計算を担当されている方など、この1日はかなり大変なんじゃないかなと推測されます。

なぜこんな日程になってしまったのかは正直勉強不足でわかりません。

いつか別日にしていただけるといいかなと思っている次第です。

ちなみに今日1日、地元の労基署にて年度更新申告書の指導員を行います。

では。

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