私も買い物をするときは「できるだけ安いものを」と思い選んでしまいがちです。
しかしそういうときほどすぐ壊れたり、食べ物だとまあ値段相応のものだったりします。
これと同じように、税理士業や社労士業でも料金だけで判断してしまうと失敗したりします。
私がご提供する業務に関しては、ほかの事務所より高めに設定させていただいています。
それは業務自体を安く売ることはしたくないからです。
料金だけで選ばれたくない
やっぱりお客様からお仕事を依頼されたらできるだけ安くやってほしいというのがホンネでしょうね。
私同じ気持ちです。
もしお仕事を頼む場合ならできるだけ安くできないか交渉するかもしれませんね。
しかし、料金だけを気にされるお客様とは距離を置きたいなと感じています。
私の考えや業務内容に共感を持っていただいたうえで仕事をご依頼いただきたいと思っているからです。
税理士紹介会社などを利用していないのも、お客様にまず私のことを知っていただきたいから。
事務所HPやブログを読んでいただいてからご依頼いただくようにお願いしています。
料金は高くてもしっかりと対応していただける税理士社労士を私なら選びます。
日々の買い物とは全然違います。
別に高い肉を買おうが安い肉を買おうが肉は肉です。
しかし、例えば税理士社労士と顧問契約を結んだとしましょう。
そうなると月1回数万円＋申告料決算料でお支払いいただくのが通常です。
もし料金を安くしたいと思ったらご自身で対応しなければならないことも多くなるでしょう。
追加料金を取られるということも想定されます。
食べ物とは違い料金が安ければいいというものではないと思います。
安くすることでお客様を増やしすぎない
何度も料金を変えようと思ったことがあります。
お客様のご依頼が来ないと生活がままならないからです。
しかし、もともとお客様自体をたくさん抱え込む業務展開は考えていません。
自分でできる範囲内でできることをしようと決めています。
業務メニューもほかの事務所とは違って偏っています。
すべてを満遍なくできる人間ではありませんから。
自分が経験してみたいこと・ご提供したいと思うところを強くアピールしています。
税務調査や障害年金、相談業務は最たるものです。
安くしようと思えばできるのかもしれませんが、自分を安く売ろうとは思いません。
仕事件数が増えても、自分の時間や精神的・肉体的体力がなくなればそれのほうが私は嫌です。
お客様と仕事をしたいと思えたらその方とはずっとお付き合いをしたいものです。
自分の持てるものは最大限対応できるようにしたいと考えています。
件数が多ければその対応も不十分になってくるのかなと。
【事務所お知らせ】安いほうがよければ比較をしよう
もし税理士や社労士にご依頼いただくとき、料金が安い事務所を選んでいただくこともまったく否定しません。
お客様ご自身の考え方もおありですのでそこを曲げることは私はしません。
もし料金で選ぶのなら、多くの事務所と比較をして決めることをおススメします。
中には最安料金かと思いきや、追加料金を支払なければならないところもあります。
一方で、料金は高めだけど至れり尽くせりなところもあったりします。
料金だけで判断できない部分ではありますけど、料金が最優先なら複数の事務所から見積もりを依頼して比較するといいかなと思います。
事務所によっては料金表の目安をかかげているところもあります。
ちなみに私の事務所も料金表があります。
料金だけで選ばれないような努力を
料金を比較されるようなところで勝負をしないようにしようと思っています。
顧問契約ならほかの税理士社労士もやっています。
一方で税務調査だけを単発でお願いできる税理士はそれほど多くないでしょう。
税務調査と源泉所得税のセミナーを開催している税理士社労士も少ないかと。
同じような仕事をしているから料金で比較されてしまうところがあります。
なので同じ仕事+αまたはまったく違う分野の仕事を作って差別化を図るようにしています。
例えば、
- 顧問契約のほか年1回プランを作る
- 相談業務定額し放題プランを作る
などほかの事務所の料金に左右されないようにしています。
まとめ
料金で決めているお客様が多いのですが、私なら料金よりまずその税理士社労士と一緒に仕事をしたいかどうかを選びたいです。
日々の買い物とは違い、おそらく今後も多額のお金をお支払いいただくことになるからです。
料金だけで判断してしまうと、相性が悪い・不満があるなどと言って結局税理士社労士の変更を繰り返してしまうことになります。
料金だけで判断されるのは事務所を運営している以上仕方ないことなのかもしれませんが、もっと大事なものがあるんじゃないのかなといつも思っています。
では。