年が明けた1月4日。
国税庁ホームページの確定申告書等作成コーナーが毎年リニューアルされる日です。
この日になるのを毎年待ちわびています。
なぜなら自分の確定申告書を作ることもありますが、これをいち早く使うことで今後のお客様の申告書作成に役立てようと思っているからです。
会計ソフトで確定申告書を作成しない理由
私は普段マネーフォワード(MF)で自分の経理を行っています。
毎日経理記帳を行っているので年末の段階でほとんど終わっていて、1月3日にはいつでも申告ができる状態にしてあります。
税理士会や社労士会から来るであろう支払調書は1月末にならないと送られてきませんのでそれまで待っていても仕方ありません。
そもそも支払調書は必ずしも相手に渡す必要がないので、自分でもれなく集計して申告すれば問題はありません。
会計ソフトの多くは今年の確定申告に合わせてリニューアルをしますが、MFはまだ令和4年分には対応できていないもようです。
そうはいっても集計はできますので、MFのリニューアルを待たなくても確定申告書等作成コーナーで作ればいいわけです。
【事務所お知らせ】手順の確認のために
国税庁からの案内によると、確定申告書等作成コーナーの使い勝手がよくなるということでした。
実際触ってみた感じですが、決算書入力画面が分かりやすくなったなと。
昨年までは、決算書のフォームに入れていく感じになっていましたので。
あとは、スマホで決算書の入力ができるようになったことが大きいですね。
実際スマホ入力を体験してみましたが、決算書から申告書作成までスムースでした。
このように4日の初日に確定申告書等作成コーナーでPCとスマホ両方を経験しておくことで手順の確認をすることができます。
記帳指導の資料づくり
毎年税務署経由で個人事業主の方の記帳指導を行っています。
全4回の最終回である1月・2月は、確定申告書等作成コーナーで決算書と申告書を作成して送信を完了させるところまで説明をすることになっています。
記帳指導をするために私はパワポ資料をお配りしていることもあって、手順や実際使ってみた感想やポイントなどを事前に把握しておきたいなと思っているのです。
事前準備が大事
今年に関しては画面操作は分かりやすくはなっていますが、やっぱり事前準備がポイントかなと思います。
以下、PC入力とスマホ入力で事前に準備したほうがいいものをまとめておきますので参考にしてみてください。
PC入力
- ChromeかEdge
- マイナンバーカードかIDパスワード
- ICカードリーダライタかスマホ
→スマホでマイナンバーカードを読み取る場合、マイナポータルアプリが必要
スマホ
- Android:Chrome iPhone/iPad:Safari
- マイナンバーカードかIDパスワード
- マイナポータルアプリ(マイナンバーカードを読み取る場合)
操作マニュアル等に関しては、
国税庁ホームページ 令和4年分確定申告書特集 「作成コーナーのマニュアル等」
がありますが、PC版は1月中旬公開予定とのこと。
個人的には、
- PC:福岡国税局 「確定申告書等作成コーナー操作マニュアル」https://www.nta.go.jp/about/organization/fukuoka/topics/kakushin_manual/index.htm
- スマホ:大阪国税局 確定申告に関するお知らせの中にある「スマホ申告マニュアル・決算書等入力マニュアル」https://www.nta.go.jp/about/organization/osaka/topics/kakutei_shinkoku/index.htm
が分かりやすくおススメです。
あとは、集計がきちんと終わっていることと、請求書や領収書などの整理ができていることも大事です。
まとめ
今回は電子申告をいち早く経験した感想を書いてみました。
私はPCで申告書を提出したあとでスマホでの申告を体験してみましたけど決算書の入力ができるようになったからかあまりPC入力と変わらないなと感じました。
それだけ利便性が向上したのかなと思います。
会計ソフトのリニューアルまで待たなくても確定申告書等作成コーナーなら今すぐにでも作成できますので利用してみましょう。
では。