「逃げ道」を作るメリット

私はこれまで生きてきた中で、重要な決定をする場面で保険の意味もあって「逃げ道」を作ってきました。

「逃げる」という言葉自体はちょっと悪いような印象を与えかねませんが、私は全然そんな風に思っていません。

むしろ、これからも逃げる道を確保しておくべきかなと考えています。

過去を振り返って、逃げ道を作っておいてよかったと思えることがありました。

高校受験と大学受験

高校は地元の公立高校に進学しましたが、志望していたのは県でトップの私立高校の国際科でした。

塾でもちろん私立高校対策をやっていましたので、受験科目であった英語・国語・社会の3科目は大学受験レベルまで仕上げることができました。

私立高校が不合格になってから公立高校の入試準備を始めましたが、これら3科目はほぼ勉強せずに満点近く取ることができました。

大学受験も、最初から中央大学を志望していたのもあるのですが、できれば早稲田大学に行けたらいいなと思っていたので、受験勉強も当然早稲田大学の受験対策をしていました。

結果として受験には失敗しましたが、自分のレベルにあったところに進学できたので、逃げる姿勢を持っておいてよかったなと感じることでした。

公認会計士試験から逃げる=撤退

大学入学時から公認会計士受験を始めましたが、結局合格できずに撤退しました。

しかし、この受験経験から多くの簿記資格を取得できたり、公務員を受験して国税職員になれました。

公認会計士や弁護士などの難関資格だといつ合格できるのか不安になってしまいます。

特に、一つの試験を何年も受け続けていると精神的に追い詰められますし、結果撤退したときにはもう30歳超のことも。そうすると就職がある保証はありません。

特にこういう難関資格ですと、もともと資格を活用して生活していきたい・独立開業したいという考えの方が多いので、普通に会社員として勤務すること自体敗北感がぬぐえません。

私ももしそのまま公務員という選択をしなかったのなら、きっともう仕事していくこともままならないくらい落ち込んでいたかもしれません。

国税職員から逃げる=退職

国税職員として採用されてから、人間関係のもつれや仕事の大変さもありうつ病を経験しました。

このまま休職を繰り返した居続けることも考えましたが、症状が一向に回復せず年々仕事に嫌気がさしてくることが多くなりました。

同僚の態度に腹を立てたり、イライラしてやけ食いをする毎日。

自分がやりたいこともできず、ただただ休暇を取って周りに甘える。

「どこかで抜け出さなきゃ」と思って勉強を始めたのが税理士の簿記論と財務諸表論・社会保険労務士でした。

簿記論と財務諸表論を取得しておけば、10年勤続すれば税理士が取れる。

もしそれまで勤務できなくても、この2科目ならどこかには就職できるかもしれない。

せっかく源泉所得税事務やっているのだから、関連する社会保険労務士を勉強しよう。

きっかけはすぐそこに転がっているのかもしれませんね。

保険を作っておくと安心

逃げ道を作る=収入を得る保険、だと思っています。

その仕事がダメになったり退職したときも、別の道を用意しておけば生活の不安は消えていくと思うのです。

そのために、私はいつも資格試験を受験するときや仕事をするうえで、ダメだった時の逃げ道を考えるようにしています。

理想は高いほうがいいのはもちろんですが、それだけではなくて現実的な道も考えるようにしています。

現実的な道というのは、今やっている資格試験や仕事に「関連するもの」です。

例えば、私の場合だと、公認会計士試験に関連した簿記資格や国税職員

国税職員に関連した税理士と社会保険労務士

何もしないで逃げるわけではないので、意外と功を奏すこともあります。

まとめ

今回は、資格試験や仕事でもうダメだと思ったときに、保険という意味で逃げ道を作っておいたほうがいいかも、ということを書きました。

私は結果的に多くの試験に失敗していますが、もしこれらの試験に合格していたら人生どうなっていたのかなと考えることもあります。

人生何があるか分からないですね。

これからも、「逃げ道を作る」というスタンスは変えません。

これが私に合っているからです。

では。

[事務所お知らせ]

編集後記

テレビ番組「マツコ&有吉かりそめ天国」で話題になった「スペースアポロ」。

近所のスーパーで販売されていました!興奮して大声を出してしまいました(笑)。

遅ればせながら購入。スポンジケーキとクリームが甘く、ざらめがいい感じ。

おいしくいただきました。

大好きな、西武ライオンズ中村剛也選手のマグカップとともに。

 

 

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